日本産酒類の魅力発信に取り組んでいる広島国税局は、酒蔵見学をガイドする通訳案内士の育成を支援するため、3月28日、酒蔵見学会を行った。
参加した20人は、賀茂鶴酒造(東広島市西条本町)八号蔵を見学。沖永浩一郎杜氏(とうじ)から酒造りの特徴や、歴史などについての説明を受け、熱心に耳を傾けた。実際に数種類の日本酒と料理とのペアリングも体験し、日本酒についての理解を深めた。その後、酒蔵通りと周辺の酒蔵を散策しながら、酒蔵と地域の関わりなどを学んだ。
参加した広島市安芸区の梶谷裕子さんは「日本酒は魂を込めて作られていることや、ペアリングによる楽しさなどをお客さまに伝えていきたい」と意気込んでいた。
賀茂鶴酒造の天畠健史営業3課長は「海外からのお客さまが増えており、通訳案内士には日本酒の魅力を正しく伝えていただくことが、今後ますます必要になる。育成には積極的に協力していきたい」と話していた。
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