森林ボランティア団体「もりゆう」(事務局・東広島市八本松南、原山恵代表)は4月16日、自然保育体験研修「ナバさんとロープワークで遊んじゃお~」を、むささびの森(同市志和町志和堀)で開いた。保育士や林業関係者など約20人が参加した。
同研修は、国土緑化推進機構の「緑と水の森林ファンド」事業の助成を受けて実施している。
講師は、岐阜県立森林文化アカデミー教授の萩原・ナバ・裕作さん。萩原さんは「船舶係留用のロープは、子どもの遊び用具として最適。ロープを使って森の中で遊ぼう」と呼び掛けた。
参加者は、萩原さんから本結びなどの基本の結び方を学びながら、木と木にロープを張り、ブランコやはしごなどの遊具を作った。森の中に遊び場ができ、午後からは子どもたちや保護者など24人が訪れ、触れ合いながら自由遊びを楽しんだ。
同市寺家のあおい保育園主任、貫目愛さんは「子どもたちに自然やロープで遊ぶ楽しさを体験させていきたい」と話していた。
「もりゆう」は人と自然、人と人をつなげたいと2017年から活動。自然保育体験研修は、子どもの育ちに関わる大人がまずは自然での楽しみ方を体験しようとシリーズで実施している。
(山北)