広島ウクライナ人会は4月23日、東広島市市民文化センターアザレアホール(西条西本町)でウクライナチャリティーイベントを開き、市民ら約100人が参加した。
ステージでは、広島ウクライナ人会のホーチナ・アナスタシヤさん(38)が、約1000年前から現在に至るまでのウクライナの歴史、文化の魅力などについて画像を交えて紹介。1年前にキーウから日本に避難してきた歌手のヤナ・ヤノブスカさん(41)とゾリアナ・ヒブリッチさん(20)の親子がウクライナの国歌や民謡など3曲熱唱した。
展示コーナーでは、伝統模様「ペトリキフカ」塗りやイースターエッグ「ピサンキ」などの芸術作品が展示され、チャリティーバザーコーナーでは、ウクライナ伝統工芸品、ハンドクラフトなどの展示販売も行われた。
ホーチナ・アナスタシヤさんは「集まったお金で、止血用の医療品を購入し、ウクライナの病院に送る。皆さんからたくさんの温かい言葉を掛けていただいた」と目を潤ませていた。
(林)