東広島市の酒造会社などでつくる西条・山と水の環境機構(前垣壽男理事長)は5月9日、同市西条本町の白牡丹酒造で西条・山と水の基金報奨事業の表彰式を行った。
同機構は、東広島やその近辺の文化や産業を育んできた水と自然環境の保全を目的に活動。西条酒造協会に加盟する蔵元の日本酒の売り上げの一部を基金として積み立て、自然環境保全を目的とした活動に取り組んでいる東広島市とその周辺に拠点がある非営利団体の活動を支援している。
2022年度は3団体を表彰。「サポート・トレッキング・グループ」は山路・登山路の草刈りや落ち葉・倒木の撤去、水路の確保、竹林の整備などの活動を22年間続けている。受賞は山水大賞も含めて5回目。
「大道山竹炭工房」は森林・里山の環境保全と子どもたちの体験学習を支援している。受賞は3回目。初受賞の「ひろしま農育プロジェクト」は自然や農業体験を通して子どもたちの可能性を広げる活動を5年前から始めた。同プロジェクトの阿知波康祐代表は、「いつも自然と関われる『寺子屋』のようなものもつくりたい」と意気込んでいた。
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