東広島青年会議所(JCI)(佐渡哲洋理事長)は5月28日、国際交流推進事業「WE HAVE A DREAM(私たちには夢がある)~共感で育む、多文化共生社会」を、東広島芸術文化ホールくららで開き、市民らが参加した。
JCIは、日本を含むさまざまな国にルーツがある高校生の思いに触れることで、お互いに理解し違いを認め合う「多文化共生社会」の実現を目指そうと今回のイベントを企画。高校生が自分の夢と向き合い将来への決意を語る「青少年夢発信プログラム」に応募した8人が発表し、高垣広徳市長らが表現力や目標意識などで審査した。
最優秀賞は「途上国に住む子どもたちが、安心して過ごせる場をつくりたい」と将来の夢を語り、夢に向かって取り組んでいることを発表した県立賀茂高3年の奥山愛理さんが受賞した。
JCI国際交流推進委員会の川崎雅博委員長は「市民一人一人の心の中にある見えない国境がなくなり、相互理解を生み出すきっかけになれば」と話していた。
(山北)