社会福祉法人平成会(赤坂秀則理事長)は6月1日、児童通園施設「多機能型療育サポートかぽの」(瀧岡哲管理者)を東広島市高屋町に開園した。開園に先立って内覧会が5月13日に開かれ、地域の人や福祉施設などの関係者60人が施設を見学した。
同施設は、鉄骨造平屋建てで、延べ床面積は554平方㍍、敷地面積は約4800平方㍍。屋内には療育室や遊戯室、相談室などを備え、屋外にはブランコ、砂場などの遊具を設置している。
母子通園型の「児童発達支援」(1歳半健診後~未就学児対象)と「放課後等デイサービス」(小学生~高校生対象)を行う。各事業の定員は、それぞれ10人。
職員は8人で保育士や社会福祉士、臨床心理士などが常駐し専門性の高い療育と家族支援を行う。また、子ども一人一人の発達の状態や特性に応じた療育を実施し、自立した生活を目指す。
訪れた山本智美さんは「低年齢児から入園でき、保育所などと連携して支援できるのはとても良い」、瀧岡管理者は「子どもたちが将来的に生きづらくならないように、子どもを取り巻く環境を含めてサポートしていきたい」と話していた。
問い合わせは、かぽの082(436)6155。
(山北)