県立賀茂高校(東広島市西条西本町、冨永六郎校長)は6月14日、 同校でシアターラーニングを開き、全校生徒と保護者、職員ら約800人が参加。現役舞台俳優を講師に、自分の思いを伝える表現方法などを学んだ。
シアターラーニングは、ミュージカルシーンの鑑賞と体感型ワークを融合させた新しい芸術鑑賞プログラム。楽しみながら自分の殻を破り、コミュニケーション力などを向上させるという。
講師は、音楽座ミュージカル(東京都)の6人。ワークショップでは、生徒がペアになり「いいね!」のオーバーリアクションや、相手を感じながら同じ動きをする「鏡」などをした。「1分間先生」では、4~5人のグループに分かれ、一人ずつ先生になって得意なことを相手に伝えた。生徒は体を動かし、声を出して自分の思いを表現していた。
音楽座の藤田将範チーフプロデューサーは「苦手なことでも勇気を持って一歩踏み出すと新しい自分に出会える。自信を持って前に進んでほしい」と呼び掛けた。
生徒会長で3年生の三宅夏妃さんは「自分の殻を破らないと自分の思いも相手には伝わらないし、相手の思いも受け取れない。自分の殻を破ってより豊かなコミュニケーションをとっていきたい」と話していた。
(山北)