東広島市消防局とJ-POWERジェネレーションサービス竹原火力運営事業所(竹原市忠海長浜、大畑博資所長)は危険物安全週間期間中(6月4~10日)の9日、「危険物施設消防訓練」を行った。
訓練には、同消防局や同事業所などから署員や所員約50人が参加。南海トラフ地震が発生し、竹原地域で震度6弱の揺れを観測したとの想定で実施した。
地震の発生で同事業所の重油タンクからオイルが流出して火災が発生、自衛消防隊と東広島市消防局竹原消防署の隊員が放水による消火活動を実施。避難中負傷した従業員を担架で運び、迅速に救急車で搬送した。また、従業員の安否確認・設備の活動状況などの報告を受ける情報連絡の訓練も行った。
竹原消防署の土肥真二署長は「火災・事故発生時の初動対応の確認や公民消防隊の相互連携が図れた。今後も一層の自主保安体制を強化いただきたい」と講評。大畑所長は「災害はいつ起こるか分からない。本日の訓練の学びを生かし、改善を図り、訓練を継続していきたい」と話す。
東広島市消防局は、災害の未然防止・災害発生時の被害軽減を目的に、危険物安全週間期間中に危険物施設を有する事業所との合同訓練を毎年実施している。
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