東広島市議会の第2回定例会で、6月23日に一般質問をした重森佳代子氏(清新の会)の発言が、物議をかもした。市幹部とのやり取りの後、重森氏に不適切な発言があったとして、高垣広徳市長が取り消しを求めた。最後は重森氏も不適切発言を認め陳謝したが、後味の悪さが残った。
記者の目
決めつけたかのように執行部を愚弄した重森氏の発言は、到底許されるものではない。今回の定例会では、過去最多となる21人が一般質問をしたが、その活発な論戦に水を差した形になった。
議員には発言の権利が保障されるが、何を言ってもよいということではない。公の議場で、議会の品位を下げる発言は、議員特権を逆手に取った暴言以外の何物でもない。
印象的だったのは、本来先輩議員の一般質問を「見て学ぶ」はずだった新人議員が、最年長議員の重森氏に冷めた視線を送っていたこと。「反面教師」とすることを学んだことだろう。(日川)
一般質問の様子はこちら
YouTube「東広島市議会本会議場」チャンネル