全国新酒鑑評会の製造技術研究会が5月31日、6月1日の両日、東広島市西条町田口の東広島運動公園で開かれ、全国から約900人の酒造関係者が訪れた。酒類総合研究所(同市鏡山)と、日本酒造組合中央会(東京都港区)の共催。清酒の製造技術と品質の向上を目的に毎年開催されており、今年が111回目。
全国の蔵元から818点が出品。出品酒の持つ味、香りなどを研究所の職員、国税庁の職員などが審査し、金賞酒218点を含む入賞酒394点を選んだ。広島県からは11点が入賞酒、うち8点が金賞酒に選ばれた。
金賞を受賞した瀧自慢酒造(三重県名張市)の専務取締役の杉本龍哉さんは「他の蔵元さんのお酒を飲み比べるとどこもレベルが高く、身が引き締まる。これからも評価してもらえるお酒を提供していきたい」と話していた。
(久野)