世代を超えて愛されている絵本『ねずみくんのチョッキ』(作・なかえよしを、絵・上野紀子)の誕生45周年を記念した「ねずみくんのチョッキ展 なかえよしを・上野紀子の世界」が東広島市西条栄町の東広島市立美術館(松田弘館長)で、始まった。中国地方では初の大規模展覧会。
「ねずみくんの絵本」シリーズの原画や関連資料を中心に約180点を展示。上野さんが絵を手掛けた『ちいちゃんのかげおくり』の原画や、「少女チコ」シリーズの作品も展示している。
7月7日には、開会式と内覧会が行われた。内覧会で、学芸員の所ふたばさんは「ねずみくんシリーズは余白が多いのが特徴。その余白に想像力を膨らませて絵本の世界を楽しんでいただきたい」と話していた。
期間は9月24日まで。午前9時~午後5時(入館は閉館30分前まで。8月19日は午後7時まで開館)。休館日は月曜日(祝日の場合は翌平日)。観覧料は一般1000円、大学生700円、高校生以下無料。
(原田)