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若い視点で福祉の魅力発信 東広島市がパンフ作成

  • 2023/07/17
福祉・介護業界について質問する黒瀬高生徒(右)(撮影・満重)
福祉・介護業界について質問する黒瀬高生徒(右)(撮影・満重)

 東広島市はこのほど、若い世代へ介護の魅力を発信するパンフレットや動画を作成するために、ワークショップを黒瀬町で開いた。黒瀬高校3年生と広島国際大学2年生、市内の福祉・介護事業者から約20人が参加した。若い世代ならではのアイデアを取り入れて、福祉・介護業界の人材育成、地域事業所への就業を進めようと、市の介護保険課が企画。

 7月8日に開かれた1回目のワークショップでは、生徒や学生らが実際の福祉や介護現場に求められる人材や待遇、企業理念について事業者に質問し、お互いのイメージを擦り合わせた。

 広島国際大学2年生の廣中真帆さんは、施設の機能訓練器具の紹介を受け、「実際に体験してみたくなった」と笑顔を交えつつ、事業所の強みを生かしたQOL(生活の質)の向上を図る取り組みについて質問していた。

 市の上野健太郎介護保険課長は、「中学生やその保護者、学校関係者もパンフレットや動画を通じて福祉・介護に関心を持ってもらえるとうれしい」と話していた。

 ワークショップや生徒、学生による事業者への取材などは複数回に分けて実施。福祉・介護の現場見学会も行う。

 パンフレットは今年度中に完成させ、市内の全中学校に配布する予定。

(満重)

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