改選後、初めてとなる東広島市議会の定例会が6月12~29日まで開かれた。
一般質問者は、過去最多となる21人。質問者数は会派で温度差があったが、質問は、東広島の課題をきちんと見据え、来年度予算の編成に示唆を与えるような内容が多かった。動物の愛護・管理や、公共交通の利用促進、太陽光発電設備の設置と地域共生など、条例の提案まで踏み込んだ質問もあった。奥谷求議長は、政策提案のできる議会を掲げており、今回の定例会の質問を、どう政策や来年度予算に結び付けていくのか注視したい。
新人市議は9人が登壇。新人市議の一般質問には、期待感もあってか、多くの市民が傍聴に訪れ、過去最多の傍聴者数につながった。ともあれ、生の議会に触れることは、市民が議会や市政に関心を持つ第一歩になるし、投票率向上のきっかけにもなる。傍聴者の増加を、一過性のことに終わらせてはならない。
(日川)