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企業と連携しCO吸収 東広島市など4者が協定

  • 2023/08/01
協定書署名の後に行われた記念撮影(撮影・山北)
協定書署名の後に行われた記念撮影(撮影・山北)

 東広島市と、自動車用ルーフボディシステムの開発・製造業のベバストジャパン(同市田口研究団地、ブルース・ピアス社長)、田口生産森林組合(西谷弘組合長)、賀茂地方森林組合(川口洋海代表理事組合長)の4者が7月20日、「ベバストの森・東広島市森林(もり)づくりパートナー協定」を締結した。

 企業と連携した森林づくり(企業の森)は県内初で、「ベバストの森」が第1号。市がコーディネートし、「東広島市森林管理マスタープラン」に基づき一緒に水源の森づくりを進める。

 同市役所で行われた締結式には、ピアス社長や西谷組合長、川口代表理事組合長が出席。高垣広徳市長とピアス社長が代表して協定書に署名した。

 高垣市長は「森林保全の意識が高まり、持続可能な未来の知見に向けた活動の場が加わることを期待している」、ピアス社長は「東広島で生まれ育った会社として、地球環境保全の取り組みで地域社会への貢献を目指したい」と、それぞれ思いを話した。

 今後、同市西条町田口の森林約5㌶に、毎年1㌶ずつ5年間植樹をした後、下刈りを5年間実施して森林の管理を行う。10年間で108・6㌧のCO2(二酸化炭素)の吸収ができると見込んでいる。

 同社は森づくり費用の提供や活動への参加、同生産森林組合は活動フィールドの提供、森林整備の実施など、同地方森林組合は技術的な支援や資材・労務の提供などを行う。

(山北)

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