世界パラ陸上競技選手権大会に出場し、女子走り幅跳びで銅メダルを獲得した中西麻耶さんが8月21日、東広島市役所に高垣広徳市長を表敬訪問した。
中西さんは、今年7月8~17日にフランス・パリで開催された同大会で、女子走り幅跳びT64(片側に下腿(かたい)義足を装着)に出場。5㍍38㌢の今シーズン自己ベストで、銅メダルを獲得した。前回大会の金メダルに続いて2大会連続のメダルで、今回の銅メダルにより、日本勢が来年のパラリンピックの出場枠を獲得する功績をあげた。
大分県出身で昨年8月から東広島市に移住。東広島を拠点に練習を続けている。「大好きな東広島市にメダルを伝えられ自分でも誇らしく思う。地方から世界に羽ばたいていく一つのきっかけを作れたら」と話しながら、「東広島市は競技者としての時間と1人の女性としての時間を切り替えられる町。新たな気持ちで大会に臨んでいきたい」と意気込みを語った。
中西さんは、パラリンピックには北京大会以降4大会連続出場。アジア記録、日本記録保持者(5㍍70㌢)。阪急交通社所属。
(高藤)