近畿大学工学部(東広島市高屋うめの辺)は2018年から、地域とのつながりをつくろうと東広島市社会福祉協議会と連携し、同市高屋町内の地区社協や地域サロンの取り組みなどを大学祭「うめの辺祭」で紹介している。今年度は、高美が丘地区の「すみれ」、「せせらぎ」、「きつつき」など4カ所の地域サロンを取材し会員と交流した。
9月13日には、同大2年で文化会本部の林龍治さんが、高美が丘地域センター(同市高屋高美が丘)で開かれているサロン「おしゃべり交流会」を訪問。コミュニケーション麻雀を楽しむ様子などを取材し、PR動画などを撮影した。
林さんは「地域の人が優しく、交流は新鮮だった。地域とのつながりをもっと強くしたい」と意気込み、同サロン代表の手島恵子さん(66)は「近大生が地域に目を向けてくれていることがうれしい。会員に大学祭に参加するように呼び掛けたい」と笑顔だった。
同大は10月28日に開催する同祭で、取材したサロンの活動内容などを写真や動画で紹介。市社協と協働で作成した冊子「私の近くの地域サロン」を展示する。
(山北)