東広島市を拠点に活動する中学生女子ソフトボールクラブチーム「広島プリンセス」(福井雅敏監督)は、7月に三重県で開かれた「第14回全日本ガールズソフトボールリーグ選手権大会」で初優勝に輝いた。チーム発足後、最高の成績に選手らは笑顔で喜び合った。(山北)
昨年度も同大会に出場したが、惜しくもベスト8。悔しさを胸に全国優勝を目指し、17人(3年6人、2年4人、1年7人)が主に守備練習に力を入れて取り組んできた。
同大会は、全国から厳しい予選を勝ち抜いた36の中学生クラブチームが出場。初めて進んだ決勝では、ハッピー・フレンズ(愛知県)と対戦した。序盤からピンチを招いたが、選手は慌てずプレー。投手が粘り強い投球をし、守備ではファインプレーが続いた。すると、一気に流れが変わり4対0で見事に頂点に立った。
福山市立東朋中3年でキャプテンの高橋和花さんは「チーム一丸となって戦い、自分たちのプレーができてほっとした。中学生最後の全国大会で優勝できてうれしい」と満面の笑顔。福井監督は「一人一人が持っている力を十分に発揮し、投手を含めた守備が最高に良かった」と選手をたたえ、「優勝できたのは選手、保護者、指導者が同じ方向を向いて挑めたおかげ。みんなに感謝」と顔をほころばせた。
8月には、大阪市で開かれた「第23回全日本中学生男女ソフトボール大会・女子の部」(全中)に県代表で出場。41チームが出場し延長8回のタイブレークの末、0対1で惜しくも敗れたが初の3位に輝いた。
今後の目標は、「新チームで日本一」と意気込む。
問い合わせは、福井監督(090-3745-5971)まで。