東広島市高屋町小谷地区の地域公共交通となるおまるめ山バスの運行開始式が10月1日、あおぞらぱん屋さん駐車場(同町小谷)で行われた。おまるめ山バスは、小谷小学校区の住民でつくる協議会(中野正会長)が運営。運行は小谷地区の白市交通(本藤房義代表)が担い、市が補助金で支援する。1年間の実証運行を経て、本格運行を目指す。
開始式で中野会長が「バスを必要とする住民の声は多く、5年、10年先を見据えて運営協議会を立ち上げた」とあいさつ。高垣広徳市長は「おまるめ山バスを地域公共交通の成功事例にしてほしい」と述べた。
バス名は、小谷地区住民から親しまれている大丸目(おおまるめ)山に由来。車両は10人乗りのワゴン車で運行する。
実証運行は、10月2日にスタート。一日3~4往復運行し、スーパーや医療機関にも立ち寄る。運賃は現金、回数券のみとし、大人200円、小児100円、障害者は半額、幼児の一人目と乳児は無料。
(林)