東広島ウエストライオンズクラブ(WLC、伊藤聖一会長)は9月27日、東広島市立板城西小(同市黒瀬町小多田、増上正美校長)を訪れ、視覚障害者や盲導犬への理解を深めてもらう盲導犬授業を行った。3年生7人が参加。講師は、日本盲導犬協会に所属する島根あさひ訓練センター広島事務所(広島市)の原水穂さんと角谷南さんが務めた。
原さんらは、歩行誘導などを盲導犬の訓練犬ナルと一緒に実演。盲導犬ユーザーが安全に歩くために大切なことは、周囲の人が盲導犬に▽触らない▽声を掛けない▽じっと見ない―などと説明した上で、「盲導犬は信号を判断することはできないので、困っている人がいたら声を掛けて」と呼び掛けた。
授業を受けた岡本すずさんは「目の見えない人が、盲導犬と一緒に楽しく暮らしていることが分かった。町で困っている人に出会ったら声を掛けたい」と話していた。
(山北)