東広島市は、総務省の地域活性化起業人(企業人材派遣制度)を初めて活用し、民間企業のノウハウや知見を行政に生かし、地域活性化に向けた取り組みを始動する。市産業部ブランド推進課に出向するのは、ABC Cooking Studio(本社・東京都千代田区)に勤務する末田朝子さん(32)。食のブランド化を推進、展開していく。
まずは道の駅湖畔の里福富をフィールドに、地元の人たちと一緒に、イートインメニューの開発やワークショップ(料理教室)などに携わる。
末田さんは10月2日、東広島市の高垣広徳市長と懇談し、「これまでの業務経験を生かし、ジビエ・えごまなどの特産品を使ったメニュー開発、イベント、事業PRを通して東広島市の食の素晴らしさを広げていきたい」と話していた。
地域活性化起業人には、数社の応募があり、市の考えや取り組みが合致したABC Cooking Studioを選定。期間は10月1日から2024年3月末だが、最長で3年間延長できる。
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