発達障害児などの子育てママ・パパの孤立化を解消しようと活動している虹のママプロジェクト(草野衣織代表)は10月4日、県の公募事業リング広島に採択された活動計画の一環として、講演会を虹の子どもクリニック(東広島市西条町寺家)の2階で初めて開いた。オンラインを合わせて約50人が聴き入った。
テーマは「子育ては自分育て」。講師は、発達障害児・小児・思春期専門の同クリニックの河野政樹院長が務めた。河野院長は「思い通りにならないことは、決して悪いことではない。『いい加減は良い加減』で、頑張らない子育てを」と呼び掛け、「子どもの20年後を見ながら子育てし、自分を育てていこう」と話した。
同市高屋町の財津裕子さんは、「自分が幸福だと目標設定ができ、やる気が出るという逆転の発想に感銘を受けた」と笑顔。
代表の草野さんは「子育てがしんどい時には一人で悩まず、同じ状況のママさんや臨床心理士、専門医に相談して安心して子育てをしてほしい」と話していた。
(山北)