近畿大学工学部(東広島市高屋うめの辺)建築学科の学生らが、東広島市・近畿大学 Town & Gown Officeのまちづくりプロジェクトの一環として、同市が2024年度にJR西高屋駅に開設予定の図書館・交流機能を持つ西高屋情報ラウンジ(仮称)の空間デザインを考案。10月11日、同学部の学生22人が市役所を訪れ、高垣広徳市長らにプレゼンテーションを行った。
同大の学生と同大附属広島高東広島校の生徒計40人が4グループに分かれ、5月から同市や地元関係者などがオブザーバーで参加したワークショップに計3回参加。学生や生徒らは「交流を育む場」をコンセプトに同大学の市川尚紀教授の指導のもと、同ラウンジの内装や備品など空間デザインの検討を重ね、4つのアイデアを提案した。
高垣市長は「多様性や創造性が生まれるようなアイデアなど、若い感性があふれた提案」と評した。同大2年の白本夏帆さんらは「白い空間で幅広い年代に対応するデザインにした。自信があるのは、階段状に本棚を設けた下がり天井のようなデザイン。初めてデザインを手掛けたが、とても楽しかった」と笑顔で話していた。今後、関係者で協議し4案の中から実現化する部分を複数採用し一つの案に仕上げる予定。
(山北)