市民や事業者に環境保全について関心と理解を深めてもらおうと、「ひがしひろしま環境フェア2023」(同フェア実行委員会主催)が10月22日、西条駅前にぎわい広場(東広島市西条栄町)周辺で開かれ、約3000人が訪れた。今回で12回目。
会場には、市内29の企業・団体がそれぞれ環境やSDGsに関連するブースを設け、環境への取り組みを紹介した。発電や丸太の早切り、チェーンソーを使って彫刻をするチェーンソーカービングなどさまざまな体験イベントがあり、市民らは楽しみながら環境について学んだ。
循環型社会のブースでは、有機物を食べるシマミミズなどを入れた木箱に生ごみなどを入れると、生ごみをミミズが食べて良質な堆肥に変え、電気を使わずごみの減量にもなる家庭用生ごみ処理容器「ミミズコンポスト」を紹介。市民らは「資源を無駄にせず素晴らしい」と見入っていた。
同フェアの橋野俊子実行委員長は「環境を守ることは命を守ること。命の大切さを考えながら環境について学び、自分ができることを考えるきっかけになれば」と話していた。
(山北)