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チャリティーゴルフに150人参加 日本盲導犬協会などに寄付 東広島WLC

  • 2023/11/09
始球式で、口頭でのアドバイスを聞いてボールを打つ毛利さん(撮影・山北)
始球式で、口頭でのアドバイスを聞いてボールを打つ毛利さん(撮影・山北)

 東広島ウエストライオンズクラブ(WLC、東広島市西条昭和町、伊藤聖一会長)は10月19日、第35回チャリティーゴルフ大会を広島東映カントリークラブ(同市八本松町吉川)で開いた。県内外から約150人が参加。今回のチャリティー募金の収益金25万円の一部は、日本盲導犬協会島根あさひ訓練センター(島根県浜田市)への支援と、社会福祉法人広島新生学園(東広島市西条町田口)に寄贈する。

 大会に先立ち、東広島市で「もみどころ一休」を経営しているマッサージ師で視覚障害者の毛利マサオさんが「視覚障害者や盲導犬について理解をしてほしい」と始球式を行った。毛利さんは、18歳の時、工事現場で作業中に4階から転落して視神経を損傷し、視力を失った。始球式では、同クラブの会員が毛利さんとボール、ピンとの距離を口頭で伝えると、力強いスイングでボールを飛ばし、ゴルフ場に快音が響いた。

 毛利さんは市内の小学校を訪れ、「見えないことは不便だが不幸ではない」と視覚障害者への理解を深める活動を行っている。伊藤会長は「今後も長くチャリティーゴルフ大会を継続したい」と話していた。

(山北)

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