寺西住民自治協(瀧鍵和弘会長)はこのほど、地域住民の防災意識を高めようと防災訓練を市立寺西小(東広島市西条町寺家)で行い、同小学校区内の地域住民や児童ら約120人が参加した。
訓練は災害や事故を想定し、避難・給水・応急手当訓練を行い、児童らは防災クイズや避難時に必要なグッズを考えた。
断水が発生した時の応急給水訓練では、県水道広域連合企業団東広島事務所の担当者から給水袋の使い方や給水車、受水槽からの給水方法を学習。児童らは給水車から6㍑用の給水袋や水筒に水をくみ入れ、給水袋にひもを通し背負って運んでいた。担当者は「災害時の水の確保は生活や命を守るために大切。一人が一日に必要な水の量は3㍑」と話し、2~3日分の備蓄を呼び掛けた。
参加者は東広島消防署員から外傷の止血方法など応急手当を学んだ後、骨折時の添え木の仕方や三角巾の使い方を訓練した。
瀧鍵会長は「災害はいつどこで起こるか分からない。しっかり学び役立ててほしい」、参加した小松玉枝さんは「骨折した時の添え木に、雑誌を使うということが勉強になった」と話していた。
(山北)