東広島市消防局は11月16日、心肺停止状態となった男児に、迅速かつ適切な救命処置を行い、人命救助を行った広島市立北部医療センター安佐市民病院救急科部長の鈴木慶さん(41)と西条HAKUWAホテルの藤田博明支配人(55)に感謝状を贈った。
今年8月14日午後2時16分頃、同市西条下見の西条HAKUWAホテルのファミリープールで、父親と一緒に遊びに来ていた男児が流れるプールでもぐって遊んでいた。上がってこないことを父親が心配し、男児を引き上げたが意識がない状態になっていた。
すぐに、そこに居合わせた看護師が心臓マッサージをし、子どもたちとプールに遊びに来ていた鈴木さんが声を掛け、心肺蘇生を施す間に藤田支配人が119番通報をした。
弓場潤消防局長は「緊迫した中で、迅速かつ的確な対応で、尊い命を救うことができた」とお礼を述べた。感謝状を受け取った鈴木さんは「皆で連携して大切な命を救うことができて良かった」。藤田支配人は「安全に楽しんでプールを利用してもらうため、より一層、救命講習を強化して業務に努めたい」と話していた。
(原田)