東広島市黒瀬町乃美尾地区にある門前神社の秋祭りがこのほど、4年ぶりに開かれた。新調した神社の神輿(みこし)で、90軒を練り歩いた。
これまで使っていた神輿は重さが約150㌔。担ぎ手の高齢化が進んで、人手不足が懸念されるようになり、少人数ですむ軽い神輿の必要性に迫られた。そこで、ジオラマ制作が得意な地区の松村雅史さんが、角材とポリスチレンフォームを組み合わせ、神輿を制作。神輿の上を飾る鳳凰(ほうおう)は、段ボールや紙粘土で作った。
新しい神輿は、約6㌔の重さに抑え、16人必要だった担ぎ手も4人でまかなえるようになった。
同市福富町の宮崎神社でもこのほど、4年ぶりに秋祭りが開かれた。境内では河内町の小田神楽などが披露され、町内外から約200人が訪れ、にぎわった。
(日川、荒谷)