東広島市西条町御薗宇勝谷地区で11月26日、五穀豊穣（ほうじょう）を祈る伝統行事「亥（い）の子祭り」が行われました。参加者は太鼓をたたきながら各家を回り、大きな声で亥の子の唄を歌いながら石を地面を搗（つ）きます。観現寺住職から「石で地面を搗くことにより土の中に潜んでいる病害虫や邪気を追い出し、作物の豊穣を願う」と説明を受けた参加者は真剣に取り組んでいました。世話人の上田美浩区長は「地域の伝統行事として継承し、住民同士の交流、子どもたちが楽しめる思い出作りの場にしたい」と話していました。
（写真・文＝井川良成）
