東広島市教委は、12月6日の東広島市議会・文教厚生委員会で、市立福富小・中でいじめや体罰、セクハラに関するアンケート調査の情報が漏えいしたことを明らかにし、陳謝した。
市教委の説明によると、11月27日から、アンケート調査を用紙への記入と、オンラインへの入力の2通りの方法で実施した。漏えいした可能性があるのは、オンラインで回答した46世帯の保護者の名前や、世帯の子ども数。設定ミスで、保護者が他の回答状況の一部を閲覧できる状態になっていた。12月1日に保護者から学校に指摘があり発覚した、という。
市教委では、保護者に配布したアンケート文書に誤って、編集者用の二次元コードを記載したことや、他の教職員も閲覧できるようにした際に、誤って編集権限を「リンク先を知っている全ユーザー」に引き下げたことが原因と指摘。再発防止に向け、「チェック体制の強化や、教職員を対象に個人情報の重要性について研修を実施する」などと述べた。
議員からは「オンライン調査に精通した人を加え、調査を適切に実施できる態勢づくりをしてほしい」などの声が上がっていた。
(日川)