東広島市高屋町中島の広島銀行高屋支店(河尻隆志支店長)が、生活の課題を抱えた人に気付き、支援につなげていく見守りサポーターの取り組みを始めた。現在、警備サービス会社セコムのコミュニケーションロボット「BOCCO emo(ボッコ エモ)」のデモ機を、行内に期間限定で設置し紹介している。
ロボットは、「話す」「聞く」の二つのボタン操作で、家族やセコムのコミュニケーターとの会話ができる。河尻支店長は、「一人暮らしで不安を抱える高齢者やその家族、機械操作が苦手な人のコミュニケーションツールとして、店頭で体験してほしい」と話す。設置は1月31日まで。
将来的には、同市や地域の福祉施設など専門家との連携も計画している。河尻支店長は「気付く活動とつなぐ役割を担いたい。お客さまの異変に気付き見守りが当たり前になるよう、地域に根差す企業として活動を継続したい」と話している。
(高藤)