第36回東広島市美術展(同市教委など主催)の表彰式が1月13日、東広島芸術文化ホールくらら(同市西条栄町)で行われ、受賞者など約100人が出席した。
今回の市美展は、東広島市立美術館(同市同町)に加え、同市高屋町白市の指定等文化財を町家美術館として活用し、計4会場で開催。市美展を文化財で開催するのは今回が初めて。町家美術館では招待作品を展示している。1月28日まで。
式では、入賞した一般部門34人とジュニア部門8人に賞状が贈られた。市場一也教育長は「力のこもった感性あふれる作品が多かった」などと総評した。
絵画の部で「私ノ或ル日」が優秀賞を受賞した越川道江さんは「この作品は私の一年でもあり、人生でもある。心の中を描いた作品が審査員に伝わったことがうれしい」と喜びをかみしめた。
今回は、絵画、彫刻、工芸、書、写真、デザイン、ジュニア部門で市内外から昨年度を上回る1184点の作品が寄せられ、一般部門は137点、ジュニア部門は260点が入選。入選作品の中から一般部門34点(優秀賞8点、奨励賞15点、佳作11点)、ジュニア部門85点が入賞した。
(山北)