県立の医療型障害児入所施設である旧わかば療育園(同市八本松町)の老朽化に伴い、新「わかば療育園」が県立総合リハビリテーションセンター(東広島市西条町田口)内に完成し、2月8日に開園した。
新施設は鉄筋コンクリート造りで地上一部2階建て。延床面積は、約1万2300平方㍍(3施設の合計)の規模。センター内の若草療育園と若草園の全面改築と併せて、障害児・者の受入体制や在宅支援機能を強化し、多人数部屋の解消、病床面積の拡大など療養環境を改善した。1階には、スタッフステーションや病室、2階は、小児科カウンセリング外来と発達障害療育指導外来で作業療法室や理学療法室などを配置している。定員は60人(入所52人、併設型短期入所8人)。工事費は、約49億2000万円。
(山北)