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【東広島市】新たに3地点の地下水で暫定指針値超過 有機フッ素化合物検出問題

  • 2024/02/07

 東広島市は、同市を流れる瀬野川水系で国の暫定指針値を上回る有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、瀬野川沿いの地下水の調査を行い、2月5日までに判明した22地点の調査結果を発表した。

 市では昨年11月の調査で、瀬野川水系の2地点で国の暫定指針値を上回る有機フッ素化合物を検出したことから、昨年12月に同水系の上流域の河川や水路11地点で追加調査を実施し、米軍川上弾薬庫そばの水路で指針値を80倍上回る1リットル当たり4000ナノグラムのフッ素化合物を検出するなど、3地点で指針値を上回った。

 さらに、今回は瀬野川流域の58地点で地下水(井戸水)の調査を1月12日から16日まで行い、22地点で結果が判明。1地点で4100ナノグラムを検出するなど、瀬野川沿い3地点で指針値を上回った。残る36地点の地下水調査は、現在分析している。

 市では、地下水の所有者に調査結果を知らせ、指針値を超えた地下水の所有者には、訪問して説明を行い、地下水の飲用を控えるよう呼びかけるとともに、飲料水の配布を行っている。調査した地下水の場所は非公表としている。

 有機フッ素化合物は泡消火剤や金属メッキ処理など幅広い用途で使われてきたが、分解されにくく人や動物への毒性や蓄積性が疑われている。

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プレスネット編集部

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