国土交通省と東広島市、民間事業者・マリーナの3者は2月8日、災害時に陸路が寸断された場合を想定し、海上ルートで支援物資を届ける海上輸送訓練を行った。
訓練では、マリーナの所有する小型艇を使用。広島港から安芸津港を経由し、トラックで安芸津支所まで支援物資を届けた。災害時の海の状況や漂流物などにも対応するため、15ノット(時速30㌔㍍)の速度で航行した。国土交通省中国地方整備局広島港湾・空港整備事務所の林雄介所長は「万が一、災害が発生し孤立地域となっても速やかに物資を被災者に届けることができるよう備えていきたい」と話していた。
(荒谷)