東広島市内在学の中学生が、自分の思いや考えを発表するHIGASHIHIROSHIMA少年の主張が1月27日、東広島市市民文化センターアザレアホール(同市西条西本町)で開かれた。青少年育成東広島市民会議などが主催。市内の中学生14人が参加し、家族や友人、日常生活などで感じたことを声の強弱や、表情などを工夫しながら力強く発表した。
大会は中学生の伝える力を育むことや、中学生に対する理解や認識を深めることを目的に行われている。
内容や表現、態度などを総合的に評価し審査が行われ、最優秀賞には市立八本松中学校2年の中岡玲央菜さんが選ばれた。中岡さんは「偏見にとらわれない」と題し、外国人の転校生との関係を通して気付いた身近にある偏見や、コミュニケーションの大切さについて意見を発表した。
審査員は、「自分自身や自分と周りの人々、地域や社会に向き合い、課題解決に向けて真剣に考えられた発表だった」などと講評した。
(加藤)