広島県廿日市市の生協ひろしま(宗本干城理事長)は2月9日、フードドライブ「こどもたちに笑顔と元気を届けよう!」をコープ東広島(東広島市西条町寺家)では初めて開催した。
フードドライブは、子ども食堂が要望している商品を来店者に購入してもらい、その購入商品を支援団体に提供し、支援団体から地域の食堂に届けるという新たな仕組みで、県内で行っている。
生協ひろしまの組合員活動の一環として2021年に、子どもたちに寄り添う活動をしようと立ち上げ、地域の委員と生協ひろしまの全店舗が協力して開催している。
同店の入り口にフードドライブコーナーを設け、子ども食堂から希望があった料理酒など6種類の調味料を並べ、訪れた組合員に組合員理事らが趣旨を説明。趣旨に賛同した買い物客が商品を選び、その商品のバーコード付きのチケットを持ってレジで支払っていた。
フードドライブに参加して塩などを購入した同市西条中央のチェワン・ノーライシャさんは「子どもたちにおいしい料理を食べてもらいたい」と笑顔。組合員理事の大槻まゆみさんは「支え合いの活動に共感の輪が広がり、子どもたちの笑顔と元気につながれば」と話していた。
購入された商品は、3月6日に東広島市社協に贈呈する。今後、店舗は周年祭などで開催を検討し、宅配でも地域を限定して企画する予定。
(山北)