東広島市の高屋柔道教室に所属する吉本海人君(高屋西小6年)は昨年、小学生の第32回日整全国少年柔道大会に、広島県の代表として出場し、県チームの準優勝に貢献した。大会は東京都の講道館で行われ、48チーム240人が出場した中で、吉本君は5人の優秀選手の一人に選ばれた。
団体戦は6年生2人、5年生2人、4年生1人の5人で編成。全国大会では、吉本君が主将として出場し、内股や大外刈りなどの技を武器に、攻めの姿勢で全国の強豪に立ち向かい、チームを準優勝に導いた。
吉本君は、柔道選手の動画を見て、「カッコ良い姿」にあこがれ、5歳から柔道を始めた。教室での週3回の稽古では、キャプテンとして後輩たちの練習サポートも行っている。
同教室で指導に当たる桂達男さんは、「彼が優れているのは、勝ちへのこだわりと精神力の強さ。後輩の面倒見の良さも際立っている」と話す。
吉本君には、「中学生の全国大会で優勝し頂点に立つ」と明確な目標があり、教室の稽古が休みのときは、今春入学予定の中学の稽古に参加している。
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