※スタッフのみなさん(ライター撮影)
概要
住 所:東広島市八本松南5丁目6-16(ショージ八本松南店向かい)
対 象:東広島市立八本松小学校に在籍する児童(保護者の就労条件あり)
定 員:33人
利用時間:小学校課業日 放課後から18時(希望者は19時)
小学校休業日 8時から 18時 (希望者は19時)
※学校が長期休業、臨時休校、代休の日も同様
休 業 日:・日曜日、祝日
・盆(8月13日から8月15日)
・年末年始(12月29日から1月3日)
利 用 料:
利用料 | おやつ教材費 | 合計 | |
月~金 18時まで | 3,000円/月 | 2,500円/月 | 5,500円/月 |
月~金 19時まで | 3,700円/月 | 6,200円/月 | |
月~土 18時まで | 4,500円/月 | 3,000円/月 | 7,500円/月 |
月~土 19時まで | 5,400円/月 | 8,400円/月 |
※利用料は公立のいきいきこどもクラブと同額
※別途、保険料800円/年
送 迎 等:小学校まで職員が徒歩でお迎え
申込受付:随時
申込方法:電話、メール、InstagramのDM、いずれかで連絡 → 施設見学、相談
連 絡 先:・電話 082-428-1424
・公式Instagram https://www.instagram.com/yumenaruki3925/
※募集チラシ(合同会社夢なる樹提供)
充実した体験活動
つどいの森の最大の特徴は、追加費用なしで参加できる充実した体験活動だ。追加費用なしの体験活動を実現できる理由は、代表である今田さん自らが講師を務めたり、地域の方や大学生がボランティアで講師を務めたりするからだ。
例えば、代表の今田さんが食品衛生管理者やピラティスのインストラクター、己書の師範の資格を持っていることを生かし、おやつ作りやカレー作りを行ったり、ピラティスや己書のレッスンを実施したりする。
また、近所の方に教えていていただきながら畑で野菜作りを行ったり、地域の方や大学生をボランティア講師として招き、音楽鑑賞や楽器体験などの企画を実施したりもする。
このような体験活動を通して、畑で土に触れるなど現代の日常生活でなかなか得られない経験を子どもに提供したり、様々な人や世界を知ることによって、子どもが自分自身の進路や生き方について考える際の一助になったりすることを目指す。
※野菜作りを行う畑(ライター撮影)
子どもも大人も自己肯定感の向上を
つどいの森での体験活動の中でとりわけ特徴的なのは、チラシにも写真が掲載されている“己書”だ。己書とは、ルールや決まった型などはなく、自分の世界観を思うままに楽しく表現する新感覚の書だ。
この己書の精神に象徴されるように、つどいの森では自己肯定感を向上させることを目指す。こうでなくてはならないという正解はなく、ありのままの自分が認められ褒められるという環境を子どもに提供する。己書でなくても、様々な体験活動を通して自分の強みとなる“何か”と出会うことも、自己肯定感の向上につながる。
また、「自己肯定感の向上が必要なのは子どもだけでなく大人も同じだ」と今田さんは言う。大人も自分に自信をもって生きることは難しいが、つどいの森で講師として子どもたちに自分の得意なことを教え、必要とされることを通して、自信を持てるようになる。
※施設内装(ライター撮影)
たくさんの人を元気にしたい
今田さんがつどいの森を始めるきっかけとなったのは、今田さん自身の経験だ。コロナが流行し始めた初期の頃、様々な事情が重なってふさぎ込んでいた時期があったという。そんな中、己書との出会いなどを通じて自己肯定感を高めることができ、次第に前向きに外へ出るようになったそうだ。
今田さん自身がいろんな人の力で立ち直ったことをきっかけに、自分たちにできることをやろう思い、ボランティアとして認知症カフェのお手伝いに参加したり、子育ての悩みを話し合う茶話会を開催したりするようになった。このような活動を通して、今田さん自身も元気になり、関わる周りの人も元気になっていった。その姿を見て、知り合いに留まらず、もっとたくさんの人を元気にしたいと思ったことがきっかけだそうだ。
※施設内装(ライター撮影)
保護者の助けにもなりたい
このように、今田さんは自分自身が助けてもらった経験を踏まえて、今度は自分が他の人を助けたいという思いを持っている。そして、その対象には子どもだけでなく保護者も含まれる。
つどいの森では子育て相談や保護者も参加できる休日のイベントなどを実施し、保護者が悩みや思いを共有できる機会を設ける。今田さん自身の経験も踏まえて、一人ではどうにもならないことが多いなかで、「一人ではないんだよ」というメッセージを送りたいという。
※施設内装(ライター撮影)
「つどいの森」
今田さんは、つどいの森を誰でも気軽に立ち寄ることのできる場所にしたいと語る。ここに行けば誰かがいて話ができる、そんな憩いの場になることを願う。
放課後児童クラブに通う子どもたちだけでなく、その保護者や地域の高齢者など、多世代が交流する場にしたい。その言葉通り、子どもが利用する時間帯以外は広く地域の方々に開き、フリースペースとして活用してもらえるようにする。そして、そこでつながった地域の方とのコミュニティを子どもたちにも広げていくことを目指す。
※施設内装(ライター撮影)
※施設外観と代表の今田さん(ライター撮影)
(山岡優太)