国土緑化推進機構(東京都)主催の令和5年度全日本学校関係緑化コンクールの学校環境緑化の部で、県が推薦した市立安芸津中(東広島市安芸津町三津、原田二郎校長)が最高賞の特選(文部科学大臣賞)に輝いた。
緑化活動は、10年以上前から生徒会役員が中心となって取り組んできた。これまでに準特選を2回受賞。今回は、長年の質の高い校内活動や地域と連携した取り組みが高く評価された。
生徒らは、町内にあるカキ業者からカキ殻を提供してもらい砕いて肥料にし、約100個のプランターにパンジーなどの花を植えて世話をしたり、秋には、育てた菊を地域の9事業所へ配り地域の人に喜ばれたりしている。今年度は、美化委員会と総合文化部のメンバーが校内にある樹木の管理台帳を作成し、管理に取り組んだ。
2年で美化委員長の大本玲愛さんは「日本一を目指して取り組んだ緑化活動が評価されてうれしい。夏休みの水やりは大変だったが、きれいな花が咲いた時にはとてもうれしかった」と笑顔。技術科の左田和幸教諭は「全生徒と全職員が一丸となって取り組んだことが特選につながった。取り組みを通じて生徒が落ち着いて生活できる環境につながっている。今後も日本一を目指して取り組んでいきたい」と話していた。
表彰式は、5月26日に岡山県で開催される第74回全国植樹祭の会場で行われる。
(山北)