西条酒造協会(石井英太郎理事長)は3月18、19の両日、新酒の出来栄えを競う西条清酒品評会を西条HAKUWAホテル(東広島市西条下見)などで開いた。73回目。
第1位の優等賞に輝いたのは、金光酒造(同市黒瀬町乃美尾、金光秀起代表社員)の桜吹雪大吟醸。金光代表が最優秀の杜氏(とうじ)として表彰された。3度目の受賞。
金光代表は「広島県産の千本錦の酒米を使って仕込んだ華やかなタイプの大吟醸。日々の努力が認められてうれしい」と笑顔。審査長を務めた広島国税局鑑定官室の江村隆幸室長は「ふくよかなうま味と口当たりの滑らかさが調和し、西条地区の酒造技術の高さがよく表れていた」と講評した。
今回は、6社9蔵から計16点の新酒が出品された。
(山北)