東広島市自立支援協議会の権利擁護部会は、障害者や家族らが障害を理由に悩んだ時に相談できる窓口を知ってもらおうと、「No!障がい者差別ステッカー」を作成した。
障害者を対象にしたアンケートで、相談窓口を知らない人が多かったことがステッカーを作るきっかけになった。ステッカーのサイズは縦8㌢、横11㌢で、「いやなおもいをしていませんか?」などの言葉を記載。500枚作成し、3月中に市内の約200カ所の障害者支援事業所に各2枚ずつ配布した。利用者が目に付きやすいトイレなどに貼ってもらい、相談窓口に連絡しやすいよう工夫している。
同部会で市障がい福祉課の溝部淳紘主任は「より良い地域社会を実現するための一つの方法としてステッカーを活用できたら」と話していた。
同協議会は、全ての人が暮らしやすい社会をつくろうと、当事者団体や行政機関、障害福祉事業所、医療機関、民生委員などで構成。権利擁護部会では、障害者の人権について考える活動に取り組んでいる。
問い合わせ、相談は、同市障がい者相談支援センターはあとふる082(493)6073。
(山北)