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(SUN)

微生物の力で生ごみ消滅 2業者が生ごみ処理容器製造

  • 2024/04/04
共同製造したキエーロの説明する重光代表(左)と田中代表(撮影・山北)
共同製造したキエーロの説明する重光代表(左)と田中代表(撮影・山北)

 建築屋shinseigumi(シンセイグミ、東広島市志和町奥屋、田中誠代表)とES工房KEI(同市豊栄町清武、重光啓佑代表)は、持続可能な生活スタイルを提案しようと、環境に優しい生ごみ処理容器「キエーロ」を共同で製造した。

 シンセイグミが木の端材から作ったキットに、ES工房KEIが他の部材を加えて組み立てた。購入の際には、市の生ごみ処理容器等購入費の補助金が利用できる。

 キエーロは、木製の箱に透明な波板のふたが付いた容器で、黒土や培養土などを入れて使用する。日当たりの良い場所に置き、水と生ごみを培養土に埋めてかき混ぜると夏は5日間、冬は2週間程度で生ごみが微生物の力で分解され消滅する。生ごみに土をかぶせることで、臭いや虫も発生しにくいという。

 重光代表は「家で生ごみを処理することで、二酸化炭素削減になる。土を交換する必要はないので維持費もかからない」、田中代表は「天然乾燥させた県産のヒノキなどの端材を使っているので、腐りにくい」と話していた。

 商品は完成品販売、キット販売のいずれか、防腐剤塗布の有無などで価格が異なる。土置き型は、5~6人用で幅122・5㌢、奥行き72㌢、高さ56㌢。価格は、2万1500円~2万950
0円。ベランダ型は、2~3人用で幅65・5㌢、奥行き61㌢、高さ71㌢。価格は、2万2000円~2万7000円。いずれも税込み。問い合わせは、ES工房KEI重光代表080(7891)5848。

(山北)

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プレスネット編集部

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