FM東広島・毎週火曜日午後6時台に放送している『DOGENSURU NIGHT』内のコーナー『喫茶897』では、東広島の企業・団体の方にお越しいただき、いろいろなお話を伺っています。
第34回のお客様は、FLAP代表の中山翔太(なかやま しょうた)さん。パーソナルトレーニングもおこなっているFLAPに来るお客さんやチーム指導のお話などいろいろとうかがいました。
目標に向け高く飛ぶためのFLAP
— FLAPについて教えてください。
寺家駅南口のロータリー内に店舗を構えております。パーソナルトレーニングやボディケア、筋膜リリース、それから超音波治療などマンツーマンでの施術を行っています。その他にも、体育系大学やスポーツ系の専門学校の講師もしていたり、外部に出向いての高校や大学、社会人企業が持ってるチームにトレーナー派遣をしている会社になります。
店舗に来られるお客様は本当に幅広く、日中は経営者の方や高齢者の方達の健康づくり、夕方以降になると学生のお客様が来られていて、昼と夜で大分雰囲気が変わります。一番若い子で小学校の低学年で一番上の方が85歳のおばあちゃんぐらいまでですね。
健康づくりからスポーツの上達など目的も本当に幅広い方が来られています。
学生で今多いのは野球ですね。それからサッカー、バスケットボール、ゴルフ、とにかくいろんな競技の方に来てくれています。個人によって目的や目標が違うので、しっかり聞き取って、そこに向けて体作りをしていくという形なので本当にその子に合わせたオリジナルなプログラムで進めています。
特に今、健康づくりなどで気になっているのは、現代社会が便利になりすぎていて、皆さん姿勢がやっぱ悪い方がやはり非常に多いですね。やはり体幹とか骨盤周りとかというのは、私達が大事にしてるところなので、そのあたりを鍛えるというのは重要だと思いますね。
体幹を鍛えたいなど要望があれば分析をさせていただいて、姿勢評価をして、そこからアプローチをしていくという形になります。トレーニングを受ける場合は、基本的に全部完全マンツーマンの予約制になりますので予約をいただいて、お越しになられて、体験からスタートして、その後続けるかどうかっていうのをまたお話をしてという形になります。継続となった場合は、1回1回の都度払いか、1ヶ月定期的にやる月会費制度があります。月会費制度の場合は、1回当たりの単価が安くなっています。
外部への派遣は岡山、島根鳥取、中国地方は今4県担当の高校や大学があり、競技としては野球とバレーボールですね。
― FLAPの社名の由来を教えてください。
FLAP(フラップ)というのは飛行機の翼だったりとか飛翔とかっていう意味なんですが、自分たちが関わる全ての人たちが夢や目標を達成できるようにサポートし、もっと夢に向かって羽ばたいてもらいたいという思いを込めて名付けました。
FLAPにはロゴマークもありましてメインはリボンの形をしてるんですが、これはまず自分たちとお客様・選手達がリボンで繋がってるよ、という意味ですね。あと四つ葉のクローバーですね。思いを叶える為に四つ葉のクローバーを探したりとかあると思うんですが、ロゴマークには四つ葉のクローバーが3つあります。これは私の子供が3人いまして、その人数分四つ葉のクローバーをつけました。
夢を叶えたい若者に求められるFLAP
ー 中山さんは東広島の出身ですか。
実家は黒瀬町になります。小学校は下黒瀬小学校で中学校は黒瀬中学校、高校は西条農業高校です。ずっと野球をしてまして、ポジションはキャッチャーでした。
元々は自分もプレーヤーとして、やり続けたかったんですけど、なかなかそういうご縁もなくて。でも、スポーツは好きだったので、今度は支える側になろうと思いまして、こういうスポーツトレーナーという職業を目指して、進学し今の仕事という形になります。
― 仕事をしていて印象に残っている事や嬉しかった思い出はありますか。
いろんなチームを担当させてもらい、それぞれにいろんなドラマがあり思いはあるんですが一番印象に残っているのは、2017年ですね。自分が広島の広陵高校の野球部を担当している時でした。
高校野球は甲子園がやはり1つの大きな目標になると思いますが、2017年甲子園の決勝まで広陵が進みました。結局決勝では勝てなかったんですけど、やはりその思い出は強く残っていますね。
また、島根県にある島根中央高校の女子硬式野球部を担当していて、明日、今年度初めての指導に行きます。今年度指導に当たるまでにもちょっといろんな背景があるんですが、2024年の3月までで前任の監督が退任したんですね。それで、私もその監督に声を掛けていただいてチームの担当になったので私も3月でコーチを退任したんです。
けれど、私がコーチを継続できるよう子供たちがいろいろ動いてくれ、自分にまだ残ってほしいと新しい監督たちに言ってくれたみたいでして、復帰することになったんです。なので、また明日から再スタート、夏に向けて日本一を目指して、頑張りたいなと思っています。
島根県の川本町という地方にある女子野球チームで、今となってはもう1チーム鳥取県にも女子チームがあるんですけど、当時は山陰で唯一の女子の野球部でした。なので、いろんなところからここに野球の為に女の子達が来ています。今も、50人近く部員がいて、寮暮らしの子が多く、遠いところは沖縄の子もいますし、関西の方からも来てますし、みんな本当人生かけて、野球をやりに来てます。そんな彼女たちが自分をコーチとして必要としてくれたのは本当に嬉しかったですね。
ー プロになる子の共通点って何かありますか。
全体練習、全体トレーニングというのは、ある意味全員がやるノルマみたいなところがあると思うんですが、やはり今まで何人もプロになる子を見てきて思うのは、全体のトレーニングとは別に、質問をしてきたりとか、全体が終わった後とか合間とか、もちろん練習前とかトレーニング前に必ず1人で何か違うことをやっていたり、聞いてきたりします。
そういう子は夢掴んでやろうというような空気を感じますね。
1人1人の心と体に寄り添うFLAP
ー 中山さんの趣味や好きなものはなんでしょうか。
旅行とお酒を飲むことが好きですね。
お酒は普段ビールと日本酒をよく飲みます。旅行は今年も行ったんですが、大分県の別府温泉はお魚も美味しいですし温泉もあの雰囲気とか全てにおいて最高でしたね。
ー これからの目標やビジョンを教えてください。
いろんな方とご縁をいただく中で思ったのは、1人1人目標や夢がやはり皆さん違うんですね。その目標や夢に向かって頑張る人たちのサポートをする立場なので、諦めずに叶うまでこれからもしっかりサポートしていきたいです。また、お客様も選手もそうなんですけど、スタッフ全員もやはり幸せになれるような仕事をやり続けていきたいなと思います。
それと、先程の女子野球でもそうなんですけど、女性トレーナーが少ないのでそのあたりも力になれたらとは思っています。
ー FLAPを一言で表すとしたらどういうところでしょうか。
1人1人の心と、そして、体に寄り添って向かっていく人生のサポートをしていく場所ですね。最終的にはいつか別れがあるんですけど、その時に自分であれば「中山さんに出会ってよかった」と思ってもらえるような仕事をしていきたいなと思います。
ー メッセージをお願いします。
スポーツや運動は健康にも繋がります。またスポーツやってる学生は生涯スポーツに繋がるようにやっていってほしいなと思っています。体にとっても心にとってもいいのが運動・スポーツなので、ずっとやり続けてもらいたいです。
運動もやめ真っ白になった私と、スポーツにかかわり続け打ち合わせから出演までのわずかな間でもしっかり日焼けをした中山さん。だけど、体育会系出身で声が大きい、打ち合わせで島根中央高校の話で涙ぐむなど共通点も多い二人でした(笑い)若い子達と向かい合う時に特に気をつけているのは取り繕わないこと。女心の話もそうですが、ちゃんと向き合うことが大事で、島根中央高校の話に限らず関わっているチームやお客さんの話をされている時のやさしいまなざしが印象的でした。もっと上を目指したい選手の人も、健康に過ごし続けたいという継続的な目標を持つ方も、FLAPの力を借りてみてはいかがでしょうか。
FLAP
住所:〒739-0040 広島県 東広島市寺家駅前6-30
事業内容:パーソナルトレーニング・ボディケア・チーム指導・イベント等