東広島市西条下見の玉法山明顯寺で4月28日、子どもの健やかな成長や無病息災を願う稚児行列が行われた。参加した子どもたちは、きらびやかな稚児衣装に身を包み、下見地域の約700㍍を練り歩いた。住職の引き継ぎを阿弥陀如来に奉告する「明顯寺住職継職奉告法要」の一環で、27年ぶりの実施となった。
稚児行列には西条下見地域や県外からの男女の子ども50人と保護者ら計約150人が参加。門徒総代長の黒田正則さんを先頭に、赤や紫の袴や緑地の「金襴」を着た子どもたちは春空の下、晴れ晴れしい笑顔で歩いた。第14世住職の水戸法道さんは「今回の行事を通して幸せになってほしい」と話していた。
(平田)