インドネシア共和国のヘリ・アフマディ駐日特命全権大使とヌニン・アフマディ夫人が9月24日、東広島市役所を訪れ、高垣広徳市長や奥谷求議長と面会した。今回の夫妻の訪問は、東広島市に本社を持つメンテックワールドの小松節子社長が副会長を務める広島アセアン協会のあっ旋で実現した。
市長室で高垣市長と面会したアフマディ駐日大使は「東広島市では約600人の留学生や研修生が生活している。特に広島大で学んでいる留学生は、母国では重要なポストにいる。インドネシアにとっては、東広島市はとても重要な都市」などとあいさつ。
高垣市長は「東広島市は、市の発展のために広島大と一緒になってまちづくりに取り組んでいる」とあいさつした後、東広島市出身で元在インドネシア特命全権大使の石井正文さんのことに触れながら、「市としては、アセアンの中心国であるインドネシアに強い関心を持っている」と述べた。
議長室では、奥谷議長や牧尾良二副議長らと面会。奥谷議長は、30人の市議全員でアセアン研究会を設置していることを紹介しながら、「東広島市に在住するインドネシア人が安心・安全に暮らせるよう、議会として全力で取り組む」などと述べた。
アフマディ夫妻は、この後、昼食のため近くの料亭・白竜湖に移動。在大阪インドネシア共和国のジョン・チャチャント総領事らも加わり、小松社長と一緒に和食に舌鼓を打った。