嘉登屋記念事業団(東広島市西条栄町、小早川清理事長)は11月13日、東広島市内の14小中学校に学校図書1851冊(約490万円相当)を寄贈した。今回で50回目。
市立河内小(同市河内町中河内)で行われた贈呈式には、市教委の市場一也教育長や各学校関係者ら約20人が出席。小早川理事長は「さまざまな工夫をしながら児童生徒の読書の幅を広げてほしい」とあいさつ。市場教育長は「子どもたちの読書活動を一層推進していきたい」、児童を代表して6年で図書委員会長の森浦縁さんは「みんなが本を好きになり、たくさん読んでくれるように取り組みたい」とそれぞれ感謝を述べた。
同事業団は、白牡丹酒造(同市西条本町)の前身である造り酒屋「嘉登屋」の前社長、島英三氏が創業300年を記念して1975年に設立。教育の充実や振興、地域社会の発展に寄与することを目的に毎年、小中学校に図書を寄贈。これまでに累計約11万6000冊(約2億6500万円相当)を贈っている。(山北)