東広島市西条町寺家の国道2号西条バイパス沿いに立地する道の駅西条のん太の酒蔵は、国土交通省に選定された県内初の防災道の駅。
地震や台風などの大規模災害発生時には、自衛隊や警察などの救援活動の拠点となり、広域的な復旧・復興活動の中継拠点となる。また、道路や施設の利用者の一時避難所にもなる。避難者は約540人を想定。
農産物直売所やレストランなどが入る施設は、耐震化。非常用電源のほか、水や食料、毛布などを備える防災倉庫もある。
災害時の支援活動や一時避難所となる駐車場は、大型車を含む219台を収容可能。緊急時にはヘリポートにもなる。敷地内に大容量の貯水タンクや6基のマンホールトイレなども備える。
施設は、市と国が点検・管理し、訓練は自治体と連携し実施している。道の駅のスタッフ山本健太さんは、「安全・安心の拠点となる道の駅を、普段からも活用して、親しんでいただきたい」と話している。
(山北)