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がん患者に優しい社会は?市民公開講座 広島国際大客員講師の平野清子さんが講演 互いが相手の心に寄り添う社会を

  • 2025/04/14
基調講演を行う平野清子客員講師(提供写真)
基調講演を行う平野清子客員講師(提供写真)

 「やさしい街で暮らしたい」をテーマにした東広島市民公開講座が3月8日、東広島芸術文化ホールくららで開かれた。約200人の市民が聴講した。
 2部構成。1部は薬剤師で広島国際大学薬学部の平野清子客員講師が「がんサバイバーの私が伝えたい がん患者にもやさしい社会」と題して講演。平野さんは、2度のがんにり患したことを前向きに捉え、がん検診の啓発活動に取り組んできた活動を振り返った。
 この後、実体験を踏まえながら、がん患者に優しい社会について、「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)を意識し、お互いが相手の心に寄り添おうとする社会」「病気の有無に関わらず、日頃から正しい情報を取り入れ、病気や治療を理解しようとする社会」「がんを自分事として考え、がんサバイバーが抱えている課題を協力して解決しようとする社会」―の3つの思いを訴えた。

シンポジウムで発表を行う市社会福祉協議会・邑岡徹哉課長
シンポジウムで発表を行う市社会福祉協議会・邑岡徹哉課長(提供写真)

 2部はシンポジウム。広島国際大学薬学部の学生や、東広島市の渡邉達生地域包括ケア推進課長、市社会福祉協議会の邑岡徹哉課長、三木医院の三木乃慈子院長が、それぞれの立場で、優しい社会の実現に向けた取り組みを発表した。(日川)

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プレスネット編集部

広島県東広島市に密着した情報を発信するフリーペーパー「ザ・ウィークリープレスネット」の編集部。

東広島の行事やイベント、グルメなどジャンルを問わず取材し、週刊で情報を届ける。

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