米の卸を中心に生活必需品を扱う食協株式会社(本社・広島市南区、武信和也社長)のグループ会社である食協ロジスティックス株式会社の物流事業が本格的にスタート、第一倉庫を9月から稼働した。
第一倉庫は、志和精米工場(東広島市志和町冠)近くに建設。鉄骨造り平屋建てで、延べ床面積約2400平方㍍、高さ約10・3㍍の規模。3500㌧の収容能力を誇る。志和精米工場で精米する玄米の保管倉庫として利用する。フォークリフトや倉庫事務所、耐火断熱パネル、低温空調設備を完備、原料玄米の品質を保持する。
食協ロジスティックスでは、今後、食品関連の原料を納める第二倉庫、ガス関連機器を含んだ多目的の第三倉庫を順次、建設する。三つの倉庫を全て合わせると、総収容能力は1万㌧を超える。
倉庫は、山陽自動車道志和インターチェンジに車で1分と近く、物流のアドバンテージとなる立地条件の良さを生かしていく。倉庫建設で、トラック運転手が不足する「2024年問題」や、災害時の安定した供給体制を見据え、業務の効率化に努めていく。