東広島市の農産物をテーマにしたシンポジウム(日本育種学会主催)が9月23日、東広島芸術文化ホールくらら小ホール(同市西条栄町)で開かれ、市民ら約80人が参加。
シンポジウムでは、広島大学のゲノム編集の取り組みや品種改良によってシャインマスカットが誕生するまでの話などが発表された。西条農業高校の生徒8チームによるポスター発表では、参加者の投票で、「羽毛や髪を原料として作成した肥料の実証実験」が優秀賞に選ばれた。羽毛や髪を有機肥料として有効活用するため、植物が吸収できるまで分解し実験。小松菜の生育が確認できたという。
同大大学院統合生命科学研究科の草場信教授は「これからの農業を担う皆さんが、研究者と触れ合うことでいい刺激になれば」と話していた。(𦚰)